ゆずまちのきろく。

一次創作二次創作ゲーム食べ物などの雑多ブログです。

キャンサー杯 ラウンド2 その2

前回までのあらすじ


勝てねえ!!!!(詳しくは前回の記事を見てくれよな!)


yumachihirozumi.hatenablog.com


それから昨日は育て直したり最後には開き直って『デバフ×2&クリスマスオグリキャップ〜栄光へのロード〜』作戦を行った。




捨て身の作戦により(ダブルデバフは惨敗だったけど)なんとか1勝はもぎ取りBグループの決勝進出は出来た。しかし2勝出来てもあと1勝が出来ない。Aグループまで、届かない。


悔しかった。チャンミのためにと育てたキャラクター達が他の強豪達になすすべなくかろうじて背中を追いすがる姿を見るのは辛かった。実際走っている彼女達はもっと辛いだろう。そう思うとすまない……悪いのはこの私だ……と壁に頭を打ち付けたくなる


昨日の回数分を使い果たしどうしよう、明日3勝出来なかったらもうAグループにはいけない……と絶望しながらホーム画面に戻ると……彼女が……スイープトウショウがいた。


自分はウマ娘の配置はラムダム派なので彼女がホーム画面にいたのはただの偶然だ。彼女は不甲斐ない自分を責めることなく決められたホーム画面ボイスを話していた。その瞬間、自分の脳内に彼女と出会った時の記憶が溢れ出してきた。





スイープトウショウと出会ったのは彼女が実装されたガチャの時だ。その頃の自分は1.5周年のガチャに向けてジュエルを節約していた。彼女の事は欲しくて堪らなかったが微課金の自分が天井分のジュエルを使うわけには……と葛藤した結果イベントで貰えたチケットの残り3枚分だけ回すことにしたのだ。単発3回だけなんて引けないに決まっている。それでも僅かな希望を求めて自分はガチャを行った。1回目はナイスネイチャで2回目は確かキングヘイローだった気がする。まあ、そうだよなと諦めながら最後のチケットを使った。すると──ゲートが虹色だった。


え!? と目を疑った。だがまだ安心出来ない。ウマ娘に限らずガチャのすり抜けという恐ろしいものがこの世に存在していることを自分はFGOで知っている。ネモが初実装した時のガチャで虹色回転からの金のライダーカードで勝利を確信した直後にオデュッセウスが来て盛大にズッコケた記憶が蘇りながら虹のゲートを凝視する。


足元が映し出されただけで彼女だと分かった。特徴的なマントがあったのだ。そこからファンタジーかつキュートな固有演出が流れスイープトウショウという文字がスマホの画面に表示された。


その瞬間、ああ、牝馬でありながら並み居る強豪牡馬を薙ぎ倒し宝塚記念を勝利した彼女を同じ宝塚記念モチーフのキャンサー杯で勝たせよう!! そう、強く思ったのだ。






自分は何をしていたのだろう。彼女をキャンサー杯に出場させて優勝させるんだと息巻いていたのに全敗して勝てないからと彼女をメンバーから外してしまうなんて。


もちろんエース&Wデバフ編成が悪いわけではない。それも立派な戦術だ。しかし自分はそれでも2勝がせいぜいで全く活かせていない。勝てていない。


ホーム画面の彼女はなにやってるのよ、アタシと勝ちたいんじゃなかったの?と訴えかけているようだった。そんなわけないのだが数いるウマ娘の中からスイープトウショウがランダムに選出される確率を考えるとそうとしか思えなかった。


自分は次の日、つまり今日のラウンド2のメンバーを昨日の、最初のメンバーに戻した。負けるかもしれない。それでもスイープトウショウと戦いたい。そう思い我々はキャンサー杯という名の戦場へと足を踏み入れた。


そして。




我々はギリギリとはいえ勝利し、Aグループの決勝に進むことが出来たのだった───。







結論



もし負けまくってもマッチング運によってはそのメンバーのままでも勝てるかもだから祈れ!!(台無し)