すっかりAIのべりすとにハマってしまったので題名の通りAIのべりすと君に童話を書いてもらうことにした。
というわけでさっそく書いてもらう。あまり設定をガチガチに固めると自由度が減りそうなので簡単にジャンルと人称だけ決めた。
次は始まりの文章だ。AIのべりすとは最初に一文書かないと続きを書いてもらえないので少しだけ文を考える必要がある。といっても今回は童話なのでお決まりのパターンからはじめてみる。
さて、今回のAIのべりすと君はどんな物語を紡いでくれるのだろうか。ワクワクしながら続きを書くボタンを押す。すると……
王道だ! 王道中の王道だ! これは桃太郎が始まる流れ!
しかし桃太郎そのまんまだとちょっと物足りないが……
ももたろうー!!!!!
なんてことだ。桃太郎が捨てられてしまった。
いや桃太郎が入っているとはかぎらないが。早くもカオスの香りが漂ってきたぞ。
桃太郎しつこいな!?!?!?
あとおじいさん川に桃捨てるなよ!?
おじいさんおばあさんVS桃太郎(らしき桃)の戦いが始まってしまった……
と思いきや腐ったー!!!!!!!
桃太郎(暫定)が登場することなく腐ってしまった。これ大丈夫なんだろうか……いや中に誰もいなかったんだ。そうじゃなきゃ後味が悪すぎる。この桃はただの桃。なんか不思議な力でおじいさんとおばあさんの元に何度も来たけど固くて不味いから捨てられただけの……それはそれで切ないな。
そしてその腐った桃と未来の自分に思いを馳せるおじいさん。とても生々しい。おばあさんがフォローしようとしているがそのご褒美捨ててんぞ。
いい話だ。桃捨てたけど。おじいさんもおばあさんは優しい人なんだろうな。桃捨てたけど。
おお……なんかいい感じの仲良し老夫婦だ……。長いこと過ごしてもこんな風に仲良しな相手と出会えたのは素晴らしい事だと心から思う。
おばあさんが美熟女?な設定が生えてきた。それにしてもすげえ事聞くな。
気持ちは分からんでもないがめんどくさいなこのおじいさん。腐った桃に未来の自分を重ねるところといい割とネガティブ思考っぽい。それに対応するようにおばあさんはポジティブだ。ある意味お似合いなのかもしれない。
なんか終わった!?
山も谷もないお話だったが短い文字数でよく纏った話だったのではないだろうか。桃が何度も流れてきてそれを何度も捨てた上最終的に腐ったとこが一番笑った。
その腐った桃を見て自分もこんな姿になってしまうのか……と未来を悲観するおじいさんとそんなおじいさんを励ますおばあさんのやりとりは割と感動した。童話としては冒険心や波乱が足りないが考えさせる物語に仕上がったのではないだろうか。少なくとも自分は気に入った。
ああそうだ。大事な事を忘れていた。この物語の題名だ。自分で決めてもいいがやはりこの物語を紡いだAIのべりすと君自身に決めてもらうのが一番いいだろう。
さあ君はこの物語にどんな名前を付けるのか。
なんだと!?
話の題名は捻りのないストレートなものだが最後の最後でおばあさんは山姥だったことが判明した。おばあさんが若々しくて美しい理由が人外だったからと考えれば確かに納得できる。え、凄いな!? 伏線が回収されてしまった。山姥であるおばあさんが恋をした村の少年とは若い頃のおじいさんの事なのだろう。おじいさんがおばあさんの正体に気づいているかは分からないが死ぬときまで一緒にいようと約束する老夫婦が尊いのでどっちでもよし。
続きが気になって何度もボタンを押しまくってしまったが延々とこの老夫婦の過去話が繰り広げられる様なのでここまでにしておく。
気まぐれで書いてもらった童話だがなかなか楽しかった。AIのべりすとってスゲー!と再確認する体験であった。